紹介します。郡上市内の外遊びスポット〈大和町〉

古今伝授の里フィールドミュージアム(国名勝・東氏館跡庭園)

今回は、郡上市大和町牧の「古今伝授の里フィールドミュージアム」内にある「国名勝・東氏館跡庭園」を紹介します。
中世の郡上を治めた東氏は、和歌に優れた才能をみせた一族で、特に9代常縁は「古今伝授の祖」として知られています。居城とした篠脇城の麓一帯を東氏や古今伝授にちなんだ和歌をテーマとした野外博物館として整備されたのが「古今伝授の里フィールドミュージアム」です。
記念館や博物館、レストランなどが立ち並ぶ一帯から県道を挟んだ向かい側に「国名勝・東氏館跡庭園」があります。ここは東氏の館跡で、美しい石組をもつ池泉庭園は昭和62年(1987年)に国の名勝(文化財)に指定されました。庭園内は芝生が一面に広がり、バッタやトンボなどの虫にも出会えます。また、池ではかわいいメダカも見ることができますよ。親子で庭園内をお散歩したり、虫探しや虫とりを楽しんではいかがでしょうか。遊び疲れたら、東屋で休憩もできます。お弁当を持参してゆっくりすごしてもよいですね。大自然の中で食べるお弁当の味は格別だと思います。
短歌の里交流館「よぶこどり」には、「みんなのトイレ」があり、別に授乳室もあります。
また、「古今伝授の里フィールドミュージアム」の隣には、毎年8月7日に行われる薪能「くるす桜」で有名な「明建神社」があります。樹齢700年と言われている大杉が出迎えてくれ、歴史の重みを感じさせてくれます。境内に立ち、木々の間から差し込む陽の光に照らされると、不思議なパワーをもらえるような気持ちになります。
この秋には、美しい紅葉に包まれる「古今伝授の里フィールドミュージアム」や神秘的な「明建神社」に親子で出かけ、歴史や文化、自然をたっぷり味わいながら、楽しいひと時を過ごしてはいかがでしょうか。

※庭園内の石組みや用水路はそのままのかたちで地中から発掘され、埋め戻すことなく露出して保護されています。そのため、池や用水の石の上に乗ることや、池の中に入ることも禁止されています。
また、多くの遺構は地中に埋め戻して土をかぶせて保管してあり、芝生はその保護用の土を流出させないためのものなので、一般の方がテントを立てることは禁止されています。散策や個人のボール遊び等以外で庭園を利用される場合は、古今伝授の里フィールドミュージアム(電話0575-88-3244)までお問い合わせください。

奥長良ウインドパーク

大和町にある「奥長良ウインドパーク」は清流長良川河畔に広がる芝生の広場です。毎年8月には願いやメッセージなど思いを込めた打ち上げ花火が夜空に大輪の花を咲かせる『夢花火』が開催されることでも知られています。

暖かな季節には川のせせらぎを聴きながら散歩したり、ボール遊びを楽しんだり、緑の芝生の上に座ったり転がったりとゆったりとした時間を過ごすことができそうです。今は寒い季節ではありますが、家の中ばかりではストレスを感じてしまいそうですね。天気の良い日には、芝生の広場で追いかけっこや凧揚げなど、走ったり思いっきり体を動かしたり好きな遊びを見つけて楽しみましょう。今年は”雪だるまづくり”や”かまくらづくり”など、冬ならではの雪遊びも楽しめそうですね。

駐車場は公園内だけでなく、道路の向かい側にもあり、隣接してトイレもあるので安心です。また、近くにある「大和生涯学習センター」には「郡上市図書館やまと分室」があります。お気に入りの一冊を見つけにのぞいてみてください。