子育て応援メッセージ⑤

今回の「子育て応援メッセージ」は子育て支援センター筒井が担当します。

泣いても大丈夫

子育て支援センターが行う事業の中に、あかちゃんを連れたお母さんに中学校へ出向いてもらい中学3年生と触れ合う「あかちゃんふれあい体験」があります。残念ながら新型コロナウイルス感染症対策のため、直接触れ合うことは難しい状況なのですが、それでも今年は「リモート」という形で授業行うことができた学校もあり、画面越しではありましたがあかちゃんとそのお母さんの姿を通して生徒たちも何か心に感じたものがあったように思います。
以前のあかちゃんふれあい体験では多くの学校で授業の終わりに生徒から合唱のプレゼントがありました。どのクラスの歌声も感動的で、それまで泣いていた赤ちゃんもすてきな歌声に静かになることがありました。生徒たちの熱い思いが合唱を通して心に伝わってきたのかもしれません。ことばをまだ持たない赤ちゃんは泣くことで思いを伝えてくれます。みんな同じような泣き声なのにお母さんには我が子の泣き声が聞き分けられるといいます。「おなかがすいたよ」「おしりが気持ち悪いよ」「だっこしてほしいよ」と“ことばにならないことば”もわかるようになってきます。お互いの気持ちが見えないところでちゃんと繋がっているんだな、と感じます。もちろんいつも赤ちゃんの気持ちがわかるわけではないかもしれません。何をしても泣き止まなくて「何で泣いているの?」「どうしたら泣き止むの?」とイライラしたりお母さんの方が泣きたくなったりすることもあるかもしれません。ですがそんな時こそ焦らずゆっくり深呼吸、まずはお母さんがリラックスして、どうしてもだめな時は誰かに助けてもらいましょう。あかちゃんにとって泣くことは自分を発信するための大切な力、泣いたって大丈夫、「今は泣きたいんだね」と受け止め「泣き止ませなくては」と自分自身を追い詰めないようにしてほしいです。一生懸命泣き止ませようと頑張る母の姿はきっと伝わっています。泣くことも合唱の歌声のように「こころを繋ぐ、ことばを伝える手立てのひとつ」と思えたら、少しは気持ちも軽くなるのかな、と思います。