子育て応援メッセージ⑪

今回の担当は子育てセンター筒井です。

もうすぐクリスマス。キリストの降誕を祝う日とされていますが、子どもたちにとっては、サンタクロースの方が馴染み深いですね。イブの夜、トナカイのひくソリに乗ってやってきて、良い子にプレゼントを配ってくれる。わくわく、ドキドキしながら寝る子、ひと目会いたいと頑張って起きていても、いつの間にか眠ってしまう子もいるかもしれません。

クリスマスにわくわく、ドキドキするのはそれが楽しい思い出として心の中にちゃんと残っているからだと思いますが、みなさんは自分が小さかった頃の事、どのくらい覚えていますか。いろんなことがすぐに浮かんでくる方もあまり覚えてないな、という方もみえるかと思います。
人の記憶はその時に見ていた景色や聞こえてきた音、匂いや味、温かさや心地よさなど感覚的なもの(五感)と一緒に記憶されると言います。感覚的なものと一緒に閉じ込められていた記憶は普段は忘れてしまっていても、季節の花のにおいをかぐことでそのころの様子を思い出したり、聞こえてきた音に懐かしさを感じたり。みなさんにもそんな経験があるのではないでしょうか。特に言葉の習得が十分でない小さい頃の記憶は五感をとおして心の中に蓄積されていくと言われています。大人になるにつれてしっかりした記憶は薄れていきますが、ママと一緒に手をつないで歩いた光景や、一緒に笑ったり、時には叱られたり泣いたり、でもぎゅっとされた時のぬくもりや安心感は自分が大切にされていた、愛されていた記憶としてきっと心のどこかに残されていくとのだと思います。そしてそうした記憶が心のどこかにあることで、子どもたちが成長していく中で、辛いことがあったり、何かにつまずいたり、壁にぶち当たったりしたとき、それを乗り越え前へ進んで行く“生きるエネルギー”になっていくのではないかと思います。

クリスマスが素敵な思い出として心に残るのは、きっと大好きな家族と一緒に笑顔に囲まれて心地よさを感じられたからです。大切なのは特別な日だからではなく、日々の生活の中でたくさん抱っこしてあげたり、笑顔で話しかけたり、あなたのことが大好きだよ、と伝えていくこと。ママや家族といれば安心、守ってくれる、受け入れてもらえる、そんな思いを心の中にたくさん残してあげたいですね。