日中の残暑は厳しいものの朝晩は過ごしやすくなり聴こえてくる虫の音に秋の気配が感じられるようになりました。戸外での活動もしやすくなりコロナ感染に気を付けながらではありますが、お出かけの機会が増える季節です。
父と子の絆を育てましょう
子どもを育てるうえで大切なこと、しつけも大事、勉強も大事、ですが一番大切なのは自己肯定感を育むことです。自分は生きている価値がある、大切な存在だ、必要な人間だ、と思えることが、子どもが成長していくうえで一番大切な土台になっていきます。この気持ちがしっかり育まれていないとしつけやルールがうまく身につかなかったり勉強に集中できなかったり、外見的にはちゃんとやっている様でも本人はとても強い不安や緊張の中で過ごしていて、それが大きくなって心身症や非行という形で出てくることもあると言います。この自己肯定感、実はパパの育児への関わり方によって差が出てくるという調査結果があるようです。パパが積極的に子どもに関わることで父と子の間に強い絆が生まれ、子どもはさらに活発に育ち、自分の存在価値を認めることができるようになると言います。抱っこしたりお風呂に入れたりオムツを替えたり、そして発達に応じたあそびを子どもと一緒にたくさん楽しんでみませんか。赤ちゃんの頃なら“いないいないばぁ”や“高い高い”揺さぶり過ぎないよう注意は必要ですが“ゆらゆら”と揺らしてあげる、少し大きくなったら肩車や寝転がったパパの膝から下に子どもを乗せて持ち上げる飛行機あそびなど、腕力体力のあるパパならではのダイナミックなあそびは子どもにワクワク感を与えてくれます。1歳頃には次第に好奇心が芽生え行動範囲も広くなってきます。お仕事で忙しいパパにとって貴重なお休みの日かもしれませんが、ボール遊びだったり虫見つけだったり、パパの得意なことでいいのです。子どもの嬉しそうな笑顔に触れながらパパ自身も楽しむことは、パパにとってもストレス解消になるのではないでしょうか。子どもと一緒にドキドキワクワクを体験しながら絆を強く育み、成長のための土台をしっかり築いていきたいですね。
ちなみにお父さんの育児への関わりの有無は妻から夫への愛情にも強く影響し、積極的に子育てに関わる夫は“魅力的な男性”と思われる率が高くなるそうですよ。