“秋の日はつるべ落とし”と言いますが、めっきり日が暮れるのが早くなってきました。夕方まで外で遊んでいた子どもたちも家の中で過ごす時間が長くなり、テレビやスマホなどメディアの利用も多くなりそうです。大人が視聴の実権を握っているうちに内容や時間などルールを決めて守ることを習慣づけていきたいですね。
父子で絵本を楽しみましょう
お休みの日やママが家事をしている間、子どものことを見てくれるパパはママにとってとても心強く頼もしい存在です。でも時々、子どもと一緒にいても子どもにはテレビを見せながら自分は隣でスマホゲーム、と言った姿もあってママの心はモヤモヤすることもあるようです。外での遊びや体を使って楽しむことは得意でも、家の中で静かに過ごすにはどうしたらいいのか戸惑ってしまうパパもみえるのだと思います。どうしたら父子で静かに過ごすことができるか、パパなりに考えた結果の姿なのかもしれませんね。そんな子どもとの関わり方に悩むパパにお勧めなのが“読み聞かせ”だと言います。読み聞かせなんてハードルが高い、と思われるかもしれませんが、絵本は開いたら見てくれて、読んであげれば聴いてくれる、子どもと豊かな時間を共に過ごす為の絶好のアイテムの一つになってくれます。でもどう読んであげていいのかわからないと悩めるパパに…。まずはパパが見てみたいなと思う絵本を選んでみましょう。子どもの頃にパパ自身が読み聞かせてもらった懐かしい絵本だったり、好きな車や虫の本だったり、絵を見ながらお話しするだけで大丈夫です。また、子どもが好きな絵本をママに聞いておくのもいいですね。絵本は読み手と聞き手と作品の3つの関係で成り立ちます。同じ絵本でもパパとママで読み方が違えば子どもには違う物語として響きます。ひざの上にのせて体をゆらしたり、低い声を生かして怖がらせたりなど刺激を与える読み方をしてみてもいいかもしれません。大切なのは一緒にその場を楽しむこと。大きくなって本の内容は忘れてしまうかもしれませんが、パパに包まれた温かさや感触、においなど読んでもらったときの安心感や満たされた気持ちは心の奥に残っていくことと思います。忙しい毎日のこととは思いますがほんの少しでも子どもとゆったりとした絵本タイムを過ごしてみませんか。