パパへの応援メッセージ⑧

“ありがとう”を伝えあいましょう

お父さんは子どもにとって初めて出会う社会なのだと言います。お父さんが自分を受け入れ認めてくれることで社会も自分を受け入れ認めてくれると思うことができ、否定されると社会からも拒否されると思ってしまう。お父さんからほめられ、認めてもらうことで子どもは自信を持ち、そんな自分は友達からも認められ、学校でも、そして社会からも認めてもらえると自信を持つことができるのです。

“子どもをほめましょう”と言うと「わかってはいるけどほめるところがない」と返されることがよくあります。ですが一見ほめるところがないように見える子でも、見方を変えるといいところ頑張っているところが見えてきます。「いいことをしたらほめよう」「頑張ったらほめよう」ではなく、今、子どもの中にすでにあるいいところ、頑張っているところを見つけるところから始めてみましょう。子どもが10のうち1つしかできなかった時できなかった9に注目して全然できてない、と思いがちですが、1つはちゃんとできているのです、やったりやらなかったりすること(お片付けなど)はやったときにほめる、他の子と比べるのではなく、その子自身の成長したところを見つけていく、普段から当たり前にできていることを認めてあげる…。一緒に「やったね」「すごいね」と喜んでくれることで「また頑張ろう」と思えるのです。大切なのは子どもの気持ちに共感し、頑張ったことを認めてあげることなのです。

最後に…
パパの子育てで最も大切なことはママの心をいかに支えるかだと言っても過言ではないと言われます。日々頑張っているママに「いつもありがとう」「頑張ってるね」とねぎらいの言葉をかけてあげてほしいです。 “ありがとう”はお礼の言葉であると同時に最高のほめことばです。毎日の生活の中で家族で“ありがとう”を伝えあうことができたらとても素敵ですね。子育ては大変なこともたくさんあります。でもそれ以上の喜びがたくさんあります。パパも子育てにたくさん関わって子どもが成長していく喜びを感じ、それが自分自身の生きるエネルギーもなってくれるのではないでしょうか。

一緒に遊んでたくさん話して、家族みんなが笑顔になることを願っています。